本 2006 1 1

 最近は、本屋に行くと、株式投資の本が、あふれています。
しかも、昔と違って、ていねいで、図解が多く、
誰が読んでも、わかりやすい優れた本が多いと思います。
 そういう本を読むと、みんな、すぐにも儲かるような気分になってしまい、
株式投資の名人になったような感じがするでしょう。
 しかし、現実は、厳しい。
運が強い人は別として、なかなか、うまく行かない。
 なぜか。
これは、学校時代を思い出してください。
教科書は、「誰が読んでも、わかりやすい優れた本」です。
 しかし、教科書を1回読んだだけでマスターできる人は、少ないでしょう。
たいていの人は、2、3回読まないとマスターできなかったと思います。
 株式投資の「教科書」も、同じです。
1回読んで、実践し、「どうして、うまく行かなかったか」を反省する。
そして、もう1回読んでみる。
こうしないと、普通の人は、身に付かないのです。
私も凡人ですから、昔、会社四季報を、ボロボロになるまで読んだことがあります。
 1回読んだだけで、成功する人は、
よっぽど運が強い人か、才能がある人です。
2005年は、10年に1回あるかないかの「上げ相場」でしたので、
みんな強運だったと言えるでしょう。
本当の実力が、わかってくるのは、2、3年後でしょう。
5年後に生き残っているのは、1割程度と考えています。

































トップページへ戻る